ひみつのミルク新聞

【1】季節で変わる牛乳の味

牛乳の味は、実は 季節によって変わります。

  • 冬の牛乳…濃厚でコクが強い

  • 夏の牛乳…さっぱりした味わい

これは、気温の変化で牛の体の使い方が変わり、
ミルクの成分(脂肪分・たんぱく質など)が少し変化するためです。


【2】エサによっても味が変わる

牛が食べているエサも、味に大きく影響します。

  • 草が中心のエサ
    → さっぱり、すっきりしたミルクに

  • トウモロコシなど穀物の多いエサ
    → コクがあり、クリーミーなミルクに

エサの違いがそのまま牛乳の成分に反映されるため、
風味が大きく変わるのです。


【3】牛乳はほぼ“そのまま”の食品

牛乳は、しぼったあと 殺菌(加熱)するだけ で、
味つけなどの加工はありません。

そのため、
季節・エサ・牛の生活環境 がそのまま味に表れます。

牛の暮らしが見える、とてもシンプルで自然な飲み物なのです。


【4】飲むときの楽しみ方

同じ牛乳でも、時期や牧場によって味は少しずつ違います。

  • 「今日はいつもより濃い気がする」

  • 「夏は軽くて飲みやすいな」

  • 「草の香りがするかも?」

こんな風に感じるのは、牛たちの生活の違いが味にあらわれている証拠です。

季節ごとの変化も楽しみながら、ぜひ飲んでみてください。